ストーリー

    病院のベッドで目が覚めた男。自分が誰だか、ここがどこだか分からない。
    一切の記憶がない。
    こっそり病院を抜け出し、ふと見たテレビのニュースに自分が映っていた。
    演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相。
    そう、なんと、自分はこの国の最高権力者だったのだ。
    そして石を投げつけられるほどに……すさまじく国民に嫌われている!!!

    部下らしき男が迎えにきて、官邸に連れて行かれる。
    「あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。
    国民からは史上最悪のダメ総理と呼ばれています。
    総理の記憶喪失はトップシークレット、我々だけの秘密です」
    真実を知るのは、秘書官3名のみ。

    進めようとしていた政策はもちろん、大臣の顔と名前、国会議事堂の本会議場の場所、
    自分の息子の名前すら分からない総理。
    記憶にない件でタブロイド紙のフリーライターにゆすられ、
    記憶にない愛人にホテルで迫られる。
    どうやら妻も不倫をしているようだし、息子は非行に走っている気配。
    そしてよりによってこんな時に、米国大統領が来訪!

    他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込んで、
    記憶を失った男が、捨て身で自らの夢と理想を取り戻す!
    果たしてその先に待っていたものとは……!?